今回の記事は運動指導者やパーソナルトレーナーさん向けのような内容になっています。

興味のない方はそっと閉じてください。

パーソナルトレーナーやスポーツトレーナー、競技コーチなど微妙にポジションを変えながらも運動指導者という大きなくくりでいえば、だいたい10年前後は運動指導の現場に携わっています。

その中で今現在、自分が大切にしていることを書いていきます。

運動指導は「気遣い」と「観察」

運動指導というと、特に私の現在いるパーソナルトレーニング業界などはいかに自分自身の知識・技術が優れているかという点に指導者としての善し悪しに主眼が置かれているように感じています(実際Xなどを見ていただけるとわかりますが、一時トレーナー同氏のマウンティング合戦のようなことも多々見受けられました)。

もちろん大堰堤としてクライアント様の課題解決できる知識や技術は持っているべきなのですが、それと同じかそれ以上に大事なことは「気遣い」と「観察」であると私は考えています。

トレーニングプログラムを作成するうえ必要な情報

まずトレーニングプログラムを作成するうえで、必要な情報はクライアント様の現状と目標です。

この2点がなければ絶対にトレーニングプログラムを作成することはできません。現在どのような状態にあって、そこかどのようどのように進んでいくか、すなわちスタート地点とゴールがわからねばその道筋であるプログラムを作成できないということ。

現状で知るべきことは多岐にわたります。
・運動歴
・運動にさける時間
・カラダの状態
・環境
・性格
・運動能力

例えば環境。パーソナルジムで運動するのはもちろんですが、もしクライアント様のご自宅に筋トレ器具があるなら同じような道具を使用したエクササイズ選択をすることで運動頻度を高めるとともに、将来的に自分自身でトレーニングをすることが可能となります。逆に道具を持ってもいない方にわざわざそういった指導をしないで、パーソナルジムだからこそできるエクササイズを選択し、ジム内で完結させられるよう最大限効率的なエクササイズ選択をするべきです。

また、これら以外にもクライアント様はお仕事や競技などで日々コンディションが変わってきます。そういったときに、ただ予定していた通りのプログラムを実行するのではなく、コンディションに合わせて内容を柔軟に変化させ、その日のコンディションの中で最高のトレーニングができるようにするためにも観察や気遣いは重要となってきます。

いくら理論的に正しいことでも、その時その時で体調など状況は変化しますし、パーソナルだからこそクライアント様の状態を見極めたプログラムにしていかなければいけません。トレーナー側のエゴになってはだめなのです。

全てを考慮したうえでの最短距離を描く

そして、私の思う最大の気遣いとは「目標までの最短距離を描く」ことです。

もちろんここでも出てきますが、あくまでも理論武装の理想論ではなくお客様の現状をふまえてその中での最短距離です。

チームなどの集団指導ではどうしても平均値的な多くがそこそこ成果を出せるであろうプログラムになってしまうことが多いのですが、マンツーマンでのパーソナルトレーニングだからこそ、完全にそのクライアント様に最適化された目標まで最短距離ですすめるようなプログラムにしていきます。そして、それこそがクライアント様への最大の気遣いであると考えています。

どうしても知識豊富なトレーナーさんほど、自分の知識技術をクライアント様などに誇示したがる傾向にあります。たしかに気持ちはわからんでもないですが、その知識を見せびらかしたところでクライアント様は最短距離で進んでいけるのだろうか？と今一度自分自身に問うてみてほしいですね。

まとめ

特に誰の特にもならない内容でしたが、私が指導の際に大切にしていることを知ってもらえたら幸いです。

【この記事の著者】
今野栄也人
■資格NSCA-CPT、CSCS、アスリートフードマイスター
■実績国民体育大会ボート競技第5位、全日本新人選手権ボート競技第2位
■インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/hayato.k_fitness
■公式インスタグラム
https://www.instagram.com/comp_gym

■仙台駅/勾当台公園駅でパーソナルジムをお探しならパーソナルジムCOMPへ！
ご来店心よりお待ちしております。
〒980-0014
宮城県仙台市青葉区本町2丁目18-22第三浅久ビル3階
仙台駅西口から徒歩15分/勾当台公園駅から徒歩2分

パーソナルジムCOMPは仙台駅や勾当台公園駅からのアクセスもよく、青葉区本町の勾当台公園の正面という立地で営業しております。

営業時間　平日9：00～21：00、土日祝9：00～18：00