昨年参加した「東北・みやぎ復興マラソン」で走る意欲が高まったこともあり、来年こそは仙台国際ハーフマラソンにも出場しよう!と息巻いていながら、見事にエントリー期間を失念しており今年も参加できないことが確定しました今野です。
ランナーとトレーニングについて皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。おそらく多くの方がランナーにとってトレーニングって必要ないのでは?とか、むしろトレーニングで筋肥大して体重が重くなることでパフォーマンスが低下するのでは?と思っているのではないでしょうか。
結論から申し上げると、ランナーの方がトレーニングを導入するのはパフォーマンスにとって非常に有効です。今回の記事ではランナーがトレーニングを導入すべき理由について書いていきます。
ランナーがトレーニングを導入するメリット
ランナーがトレーニングを導入するべきメリットは大きく2つ
・ケガの予防
・ランニングエコノミーの改善
この2点です。
ケガの予防
走るという行為は前進しながらジャンプを連続で繰り返していること。そのため、着地のたびになんと体重の8倍近い負荷が下肢に対してかかってきます。しかも、長距離になればなるほど着地の回数は当然ながら増えるため同じ部位に対して、大きな負担がかかってきます。
トレーニングを行うことで、強い組織を構築することでこのようなランニングで発生する負荷に対しても耐えられるようになっていきます。
ランニングエコノミーの改善
ランニングエコノミーという言葉、なかなか聞きなれないかもしれません。
ランニングエコノミーとは「どれだけ効率的な走りができるか」とうこと。
そもそもの大きな力が発揮できるようになったり、力の立ち上がりがはやくなりストライドが伸びるなど、同じ速度でもより効率よく走れるようになるという効果が期待できます。
筋肉で重くならないか
ランニングにおいて、体重というのは非常に関係の深い要素です。
ランニングでは自身の体重が=負荷になるわけなので基本は軽い方が有利であることは間違いありません。
そのためトレーニングを行うことで筋肉が増えて、体重が増加してしまうのではないかと心配するのは当然です。
ですが安心してください。ランナーの方がトレーニングをしてもそこまで顕著に筋肥大して体重が大幅に増加してしまうということはありません。
ある程度、強度の高い有酸素運動を実施すると筋肥大効果が阻害されるという研究結果があります。ダイエットなどのついででランニングに取り組んでいる程度であれば別ですが、大会に出場しており週に複数回ランニングセッションの時間を設けているような方であればトレーニングによる体重増加の心配の必要はないと考えられます。
ランナーは積極的にトレーニングをしよう!
ケガの予防やランニングエコノミーの改善などの恩恵があるトレーニング。ぜひ、多くのランナーに取り組んでいただきたいですね。
次回の記事ではどういったトレーニングを行うことでランニングのパフォーマンスを向上させられるかについて書いていきます。