ジムに行けばたくさんいろんな部位を鍛えるためのマシンが揃っています。ですが、私はゴールドジムやエニタイムフィットネスに通っていた時期でも、それらのようなマシンはほとんど使用していません。

そして私の運営するパーソナルジムCOMPでもマシンは一切入れず、フリーウエイト（ダンベルやバーベルなど）のみのラインナップとなっています。

なぜ、私がフリーウエイトにこだわっているかについて書いていきます。

結論

結論から言ってしまえば「フリーウエイトの方がマシンよりも総合的にみると優秀だから」です。

”優秀”という単語も人によって違うと思いますが、トレーニングに関する優秀の定義とは私の中では「効率的に効果を得ることができること」です。

ここから先でフリーウエイトのメリットデメリット、マシントレーニングのメリットデメリットを挙げていきます。

フリーウエイトのメリットデメリット

メリット

・軌道が自由なので自分の体格に適したフォームに変えられる自由度がある
・重量の設定が細かく可能
・1つの機材（バーベルなど）で多種多様なエクササイズが可能
・可動域が大きくとれる
・姿勢を保持する必要があり、マシンに比べて多くの筋肉が動員される

デメリット

・重量を変えたいときにプレートの付け替えが面倒
・フォームの習得の難易度が高い
・ダンベルなどの落下の危険性がある

マシントレーニングのメリットデメリット

メリット

・フォームの習得が楽
・安全性が高い
・重量の変更が楽

デメリット

・体格にあっていないマシンだと筋肉に効いている実感が得られない場合がある
・可動域を最大限使えない場合がある
・重量変更の幅が5㎏刻みなど細かい重量の調整ができない

フリーウエイト推しの理由

上記にざっとフリーウエイトとマシントレーニングのメリットデメリットを挙げました。

私の中でトレーニングで特に重要視しているのが「個人に合わせた最適なフォームをつくれるかどうか」という点です。いかに大きな重さを持とうがそのフォームやもしくはエクササイズが適切ではなく、筋肉に対して負荷がのっていないと意味がありませんよね。その点でフリーウエイトはフォーム習得の難易度こそ高いですが、その分その人の体格などに合わせたフォームに変えられる自由度が高いというメリットが大きいなと感じています。

また、これはフリーウエイトの特徴でもあるのですが「姿勢の保持の必要がある」という点もポイントです。多くのマシンではだいたい背もたれなどがついており、自分で姿勢を強い筋力で保持する必要性がありません。しかし、フリーウエイトの場合は基本立位など自分で重量を支えて姿勢を保持しつつ動作する必要があります。そうすることで本来そのエクササイズで主に刺激される部位（スクワットなら脚）だけでなく、姿勢保持にかかわる腹筋や背筋などの体幹の筋肉なども動員されるため、1種目で多くの筋肉を一気に刺激することができます。

これらのことから私は自分自身のトレーニングはもちろん、お客様の指導でもフリーウエイトにこだわっています。

上手な使い分けで効果的なトレーニングを

個人的にはやはりフリーウエイトが好きですが、もちろん先ほど挙げたようにマシンでのトレーニングも安全性や手軽さ、などの面で非常に優れています。

フリーウエイトとマシンで上手に使い分けることで効率的にトレーニングが進められる場合もあるのでメリットデメリット考慮しトレーニングプログラムを組んでいきましょう。

フリーウエイトの習得にはパーソナルジムを利用しよう

先ほど、フリーウエイトのデメリットでもありましたが、フリーウエイトは習得が難しいです。誤った方法でトレーニングするとケガをするリスクもあります。

そのため、まず最初は十分な経験や知識を持ったトレーナーのいるパーソナルジムで指導を受けてからスタートするといいでしょう。

【この記事の著者】
今野栄也人
■資格NSCA-CPT、CSCS、アスリートフードマイスター
■実績国民体育大会ボート競技第5位、全日本新人選手権ボート競技第2位
■インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/hayato.k_fitness
■公式インスタグラム
https://www.instagram.com/comp_gym

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