ここ数年で短期間で痩せるダイエット特化型のパーソナルジムが非常に人気があり、ここ仙台市でもダイエット特化パーソナルジム大手のライザップ、24/7ワークアウトなどをはじめ同様のシステムを採用しているパーソナルジムが非常に増えています。
ネットやテレビを見れば、必ずどこかで同様のジムの広告を見かけるし、これだけ多くのダイエット特化型のパーソナルジムが増えてる点を考えれば今現在も流行っているということなのでしょう。
しかし、その後にダイエット特化型パーソナルジムをやめてから「リバウンドしてしまった」という言葉もよく聞かれるようになったと感じています。
さて、この問題に対してどのような対策をとるべきなのでしょうか。
なぜダイエット特化型ジムを辞めた後にリバウンドするか
ダイエット特化型パーソナルジムのシステム・特徴についてみていきましょう。
- 通う期間は2~3ヶ月間
- 週2回50分間のパーソナルトレーニング
- 期間中にかかる金額はおよそ30万円
- 毎回体重を測定
- かなり多くの食品を食べられない厳しい食事管理
だいたいこんな感じでしょうか。
基本的にこれらをきちんとこなしていれば、ほぼほぼ体重は減少していくでしょう。
仕上がったカラダは放置していては維持できない
しかし、ここで問題なのが「出来上がったカラダはそのままでは維持できない」ということです。
モノやお金は少しづつ貯金したりして、貯めておくことができますがカラダはそうはいきません。
筋肉はおよそ2週間程度トレーニングをしないとそこから徐々に減少していくとされていますし、食事だってダイエット特化型パーソナルジムへ通っていた時のような食事ではなく、それ以前の食事に戻してしまえば体型も一緒に元通りになります。
つまり、短期間でダイエット特化型パーソナルジムを利用しダイエットに成功して、体型を維持しようと考えたらその後もある程度食事に気を配ったり、トレーニングを継続していかなければなりません。
「リバウンドする原因は何なのか?」という問いに対しての答えとしては『ダイエット特化型パーソナルジムで作ったカラダを維持するために必要だった食事コントロールとトレーニングが継続できなかったから」となります。
ダイエット特化型パーソナルジムで痩せた後にすべきこと
ダイエット特化型パーソナルジムで短期ダイエットに取り組んだ後にすべきことは「適切な食事とトレーニングを継続すること」です。
当ジムが目指しているのも、まさしくこの継続して適切なカラダづくりに取り組んでいただくというというところ。
お客様の例
例えばこちらのお客様。
当ジムへおこしいただき、およそ1年と2ヶ月が経過しました。
元々の目的は結婚式へ向けたダイエットで一昨年11月末にご来店いただき、昨年6月に結婚式本番。
その後も、現在に至るまでメンテナンスのような形で通っていただいております。
体重などの推移はこんな感じ▼
・体重
スタート時:63㎏ ⇒ 6月時点:47㎏ ⇒ 現在:49.8㎏
・体脂肪率
スタート時:36.8% ⇒ 6月時点:26.8% ⇒ 現在29.8%
食事管理については最初の段階では、少々厳しめな食事内容で制限したものの、ある程度体重が減ってきて運動も慣れてきたころにはチートデイを挟むなどしてストレス軽減を図りつつ緩めにしています。
コンテストに出るまでバキバキではありませんが、他のお客様も同様にトレーニングとある程度の食事で健康的なカラダづくりを実践しています。
実際に結婚式へ向けてダイエットしていた期間中の変化の様子。
もっとシビアに、節制したらもっと一気に減らせるかもしれませんが、あえて頑張りすぎない。週に1回のトレーニングとそこそこカロリーやPFC比に気をつけた食事で少し余裕を持ったダイエットで頑張りすぎないようにして、継続できるようにしています。
頑張りすぎると続かない。でもカラダづくりは一生続けるべき投資なので継続できる範囲での頑張りが大切ではないでしょうか。
ダイエット特化型パーソナルジムは継続に向かない
習慣化のためには「無理しすぎず、ちょっと頑張る」この感覚が大事。
ダイエットだったり、筋肉をつけたいなどこれからトレーニングを継続し習慣化したいと考えている方は、ぜひ今の自分の取り組み方について考えてみましょう。
何か目標があって期間も限られているような場合にはダイエット特化型パーソナルジムでダイエットは非常に有効な手段だと思います。
そうではなく長期的な目線で、ダイエットからその体型を維持することを考えるなら別な手段を考えてみることも一つ。
体型が大きく崩れなかったり、年々良いカラダになっているような人の特徴は
・トレーニングでカラダを動かすこと自体に楽しさを覚えている
・日ごろからアクティブ(トレーニングだけでなく、移動も徒歩や自転車を利用するなど小さな積み重ねを意識している)
・体型に常に関心がある
こんな人ではないでしょうか。
体型を変えて、誰かに褒められたりした経験がある方はどんどんトレーニングにはまっていくでしょう。
トレーニングで重量やできる種目が増えることに喜びを感じる方は必然的にトレーニング頻度も高くなるし、そうすると勝手に筋肉が育って結果的に良いカラダになることでしょう。
頑張りすぎは禁物。カラダづくりは一生もの
最後に
頑張りすぎると、それは継続は困難になります。ですが、カラダを変えるためには少々頑張ることが重要。
楽しみながら、ちょっとだけ頑張る。この感覚こそカラダづくりには必要なのではないでしょうか。
これは私の想いですが
①頑張る人の応援をしたい
②でも、頑張らせすぎずにほどほどで効果が出るように
③トレーニングを一過性の取り組みではなく一生ものにしてもらう
このことを考えて指導させていただいています。
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