【”軽い重さで高回数で筋トレすると細く引き締まった筋肉になる”は真実か】仙台市のパーソナルジム監修

高回数で筋トレすると細く引き締まった筋肉になる

こんな話を聞いたことはないでしょうか。

特に女性だと、細く引き締まったカラダになれるというのは非常に嬉しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし、残念ながら軽い重量で高回数の筋トレをしても細く引き締まったカラダになることはありません。

今回はその理由について解説し、実際に細く引き締めるための方法について書いていきます。

軽い重さで高回数で細く引き締まった筋肉になるは嘘な理由

いまだに高回数での筋トレは細く引き締まった筋肉を作るといった情報が書いてあることがありますが、これは誤りです。

なぜならば先日の投稿でも、筋肉が大きくなるため重要な要素はボリューム(負荷×レップ数×セット数×一定期間内の頻度)を十分に確保することであると説明しました。

ここで考えていただきたいのは負荷×レップ数×セット数のレップ数のところです。たしかに重量を落とせば負荷は小さくなりますがレップ数が増えることで当然ながらボリュームも増加します。このボリュームが成長に合わせて増加していけば筋肥大は起こります。

つまり高回数でもデカくなります。高回数で行うか低回数で行うかが重要なのではなくそれらをかけた総負荷量が大事なので。

ソースは忘れましたが、ある研究でボリュームが同じになるように調整した低重量・高回数でトレーニングするグループと高重量・低回数でトレーニングするグループにわけて筋肥大に差が出るかどうか調べたものでは、結果同じくらいの筋肥大効果が得られたというものがありました。このことからも回数云々ではなく、ボリュームが十分かどうかで筋肉がデカくなるかどうかが決まることがわかります。

細く引き締めるために重要なこと

まず前提とするものが”筋肉を細くしたい”という文字通りのことを指しているのであれば、この目的達成のために行うことは食事量を減らして極力運動しないとなります。結局筋トレをすることで起こることは筋肥大。つまり筋肉がデカくなることなので、この課題を解決するためにはこれしかありません。筋トレではどうにもできません。

しかし、あくまでも見た目を細くしなやかにしたいという意味で細くしたいというならば筋トレで解決できます。

例えば太ももの前側の張り出しが気になる!という方であれば、デッドリフトなどでお尻や太もも裏側を鍛えることでバランスよく見えるようになり、結果的に筋肉量が増えていても細く綺麗に見えることがあります。

また、そもそも論ですが多くの場合細く引き締めたいと思っている方は体脂肪量が多く、除脂肪と筋トレを組み合わせることでキレイな体型になることも可能です。

こちらのお客様などがいい例です。

こちらのお客様の左と右を見てください。内ももがすっと隙間が空くようになり、かつお尻のトップの位置が上がっていますよね。お腹周りもすっきりしています。

こちらのお客様が行っていることはがっつり重い重りを担いでのスクワットや、デッドリフトなどです。高回数でなくともバランスよく鍛えて除脂肪することでここまですっきり綺麗になることができます。

パーソナルトレーニングスタジオCOMPでバックスクワットを実施する30代女性

先ほどのお客様のトレーニング風景です。どうですか?重いものをしっかり挙げています。カッコいいですよね!

まとめ

もちろん重いものを挙げることばかりが正義ではありません。

パーソナルジムCOMPでも自重を使用したエクササイズなども取り入れています。必要とあらば、ストレッチのようなことも行います。

今回の記事で言いたかったのは重い重量で筋トレするから悪いのではなく、どのようにやるかが重要であるということです。